誰もが『よく噛んで食べなさい』と言われて育ってきたのではないでしょうか。よく噛むことには様々な効果があるからです。消化を助けるのはもちろん、しわやたるみ、アンチエイジングにも効果的なんだとか。
日本人は、どんどんと物を噛まなくなり、咀嚼回数が減少しているんだとか。その原因が、ハンバーガーなどのファストフード、カレーライスや丼物など、噛まなくても食べられる食事が増えてきたためです。一人で食べる、テレビを観ながら食べる、といった食生活も咀嚼回数を減らす要因となっています。
咀嚼を十分に行うことで、消化を助けるだけではなく、以下の様な効果があります。
①、歯ごたえや舌触りの味覚センサーが働き、よりおいしく感じることができる。
②、噛むことで顎が発達し、丈夫な歯が生え歯並びよく育つ。
③、食事時間が長くなるため、食事中に満腹中枢を刺激されて食べすぎを防ぐことができる。
④、よく噛むことで表情筋が鍛えられるほか、全身の筋力アップにも効果的。
⑤、噛むことが脳への直接的な刺激となる。噛むことで分泌される唾液に脳の老化を防ぐ物質が含まれる。
⑥、よく噛むことで副交感神経が優位になり、精神面でリラックスできる。